「仁王くん?」
放課後。
西日が差し込む教室で、私は日誌を書いていた。
checkmate
今日は隣の席の仁王くんと一緒に日直。
二人で日誌の項目を埋めていく作業中なのだが、
仁王くんのあからさまな視線に耐え切れず、
向かい合って座っている彼に声をかけた。
「何じゃ?」
「なんか視線を感じるんですけど・・・。」
「見てるからの。」
「何かついてる?私の顔に。」
私の不満げな態度にも顔色ひとつ変えず、
切れ長のきれいな瞳を私に向けつづけている。
「いや、はやっぱりかわええなと思っとったところじゃ。」
「はっ?!」
まさかこんな言葉が返ってくるとは思わなかったので面食らう。
「まつげ長いし、きれいな黒髪じゃの。」
仁王くんは頬杖を突きながら少し首を傾げて
私の瞳を覗き込むと、私の長い髪の毛をさらさらと指で梳く。
「やっ!何!?」
断りなく突然自分の体の一部に触れられて、
驚くより先に恐くなった。
「仁王くん!遊んでないで早く日誌書いて帰ろうよ。」
「俺はもうちょっとと一緒にいたいんじゃがの。」
「・・・・・・。」
なんなのだ?
この展開は。
もしかして私、口説かれてる??
「って彼氏いるんかの?」
「えっ!?なんで急にそんなこと聞くの?」
「素朴な疑問じゃ。」
「い、今はいない・・・よ。」
「じゃ、経験ありかの?」
「け、け、け、経験・・・って?!」
「セックスに決まっとるじゃろ。」
「・・・・・・。」
唖然とする私を尻目に、仁王くんはさらに続ける。
「彼氏いたんなら、したことあるじゃろ?」
「なんで仁王くんにそんなこと言わなきゃいけないのよ!」
「もしかして、まだじゃったか?」
見下された気がして、カチンときた。
「したことあるわよ!当たり前でしょ!!」
私の言葉に仁王くんの眉がぴくっと反応する。
「じゃあ、元カレとどっちがいいか試してみんしゃい。」
そう言うと、ガタっと大きな音を立てて、
仁王くんが立ちあがる。
「な、何言ってんの?」
「だから比べてみんしゃい。」
「な、な、なんで比べなきゃいけないのよ!!」
逃げようとする私をすんなり捕まえ、
じたばたと暴れる私を壁際まで追い込む。
「仁王くん!頭おかしいんじゃない?」
「どうしてじゃ?」
「どうしてって・・・。なんで元カレと
比べる必要があるのよ!」
そういう私の言葉なんかすっかり無視して
仁王くんの顔がゆっくり近づいてくる。
ギリギリのところで顔をそむけると、
私の頬に仁王くんの唇が触れた。
そのまま仁王くんの顔は下に下りていって、
私の首筋にキスをする。
「ひゃぁ…。」
私の悲鳴を聞いて、仁王くんがにやっと笑う。
「ここ、気持ちいいんかの?」
「ちがっ、違う!」
私の言葉を無視して、仁王くんの唇が何度も何度も
私の首筋に押し付けられる。
体の力が抜けて、仁王くんに支えてもらわないと
立っていられない。
「やめて!仁王くん!!」
「なんでじゃ?」
「ここ、学校だよ!教室だよ!!」
「もう誰もこないぜよ。見つからなければいいじゃろ?」
「いいわけないでしょ!とにかく手を離して!」
そう言ってるのに、私の言葉をスルーして
スカートの裾に手が伸びる。
「仁王くん!!」
仁王くんの手から逃れようと必死にもがいてみるけど、
その腕の中からは抜け出せそうにない。
それならばと、太ももを撫でまわす手を押さえつけようとすると、
逆に私の手を仁王くんが押さえつけた。
「やぁ。やめて!触らないで!」
「嫌がれば嫌がるほど燃えるんじゃがの。」
仁王くんが目を細めて私を覗き込む。
「鬼!悪魔!変態!!」
「そんなこと言われて黙ってると思うんかの?」
キレイな瞳がキラっと光って、私の唇に自分の唇を押し付ける。
「…んん。」
無理やり私の唇をこじ開けて、仁王くんの舌が入ってくる。
歯列をなぞり、舌を絡めてくる激しいキスに、
頭の中が痺れてくる。
「んはぁ…。ぅぁ…ふぅ。」
私の抵抗が緩んだ隙に、彼の手が
制服に包まれた私の胸を掴む。
「やっ!」
再び抵抗をはじめようとした私の両手を
いとも簡単に捕らえると私の頭上で押さえつける。
「仁王くん!やっ!離して!!」
「離すわけないじゃろ。」
そう言うなり、彼の手が制服の裾から中に入ってきて、
脇腹辺りに手をおいて上下に摩ってくる。
そのくすぐったいような感覚に身を捩ると、
今度はその大きな手が背中に回って、
背骨に沿ってやさしく動く。
「ああ…。はぁ…ん。」
パチンとブラをはずすと緩んだブラの隙間から
手が滑り込んでくる。
「やめ…て…よぉ…。仁王くん…。」
私の声を無視して、彼の手が胸の先端を摘む。
「いやっ!もうやめて!!」
「やめていいんかの?こんなに立ってるのに。」
仁王くんの指先から放たれる刺激に、
私は何度も体を振るわせた。
「の胸、見せてもらおうかの。」
そういうと、制服を胸の上まで捲りあげる。
外気に触れてさらに先端が尖るのが自分でもわかる。
「キレイじゃの…。」
仁王くんがそんな声を漏らし、
色づいた部分にゆっくり唇を寄せる。
「ぁあ…。」
ピチャピチャっと隠微な音を立てながら、
仁王くんの舌が私の胸を嘗め回す。
「やぁ…。だめぇ…。」
そう言っているのに、舌と手で刺激されて、
私は立っているのもやっとの状態。
舌の刺激を続けながら手はスカートの中へと入ってくる。
「仁王くん…。もう…だめぇ…。離してぇ。」
「ここでやめたらのほうが辛いんじゃないかの?」
ぶんぶんと首を横に振って見せたのに、
仁王くんの手は動きを止めない。
「ほら。こんなになってるぜよ。」
そう言って、ショーツの横から指を忍び込ませてくる。
「ぁあ…あっ。いやぁ…。んぁぁ…。」
私のそこは恥ずかしいほどに濡れていた。
自分でもどうしようもないくらい感じているのがわかる。
クチュっと卑猥な音を立てて、
仁王くんの指が私の中心に入り込んでいく。
「はぁぁ。んふぅ…。」
私の中を掻き回す仁王くんの指に翻弄されながら、
必死で声を押さえる。
「、俺、限界じゃ。」
そう言うと、私に両手を机の上に乗せるように言って、
仁王くんが背後から私の腰を引き寄せる。
「入れるぜよ。」
そう言って、仁王くんは一気に私を貫いた。
「ああっん。あ、あ、あ、あっ。」
思わず漏れた声に、仁王くんの手が私の口元を覆う。
そのまま指を私の口に入れると、
「指なめてみんしゃい。」
耳元で仁王くんがささやく。
言われるがまま、私は彼の指を舐め上げる。
「片足ここにあげんしゃい。」
仁王くんの手が私の右足を持ち上げてイスの上に置く。
「や。恥ずかしい。」
ここ教室なのに・・・。
私、なんて格好してるんだろう。
「…、きつっ。すげぇいいぜよ。」
そう言って、何度も何度も私に腰を打ち付ける。
「ああっ。ぁっ…んぁぁ。」
背後から仁王くんの手が伸びてきて、
ショーツの中に潜り込む。
大きく足を開かされた状態なのに、
さらにそこを指で押し開くと、突起を摘んできた。
「やあああああっ!」
突かれながら一番に敏感な場所を刺激され、
私は机に突っ伏した。
「ここ、そんなにいいんかの?」
仁王くんの手が突起を弄ぶ。
「ああんっ。やっ。だめっっ!」
「もうイキそうかの?」
「はぁぁん。イッちゃうよぉ・・・。」
私の言葉に仁王くんが腰の動きを早くする。
「先にいきんしゃい。」
仁王くんの声が聞こえたと同時に、
私はビクビクと体を震わせて果ててしまった。
「イッたのかの?」
仁王くんの問いに答える余裕はなく、
私はぐったりと机に突っ伏したまま動けなかった。
「あっ。俺もイクぜよ。」
そう言うなり、私の中でそれがドクッドクっと脈打つ。
繋がったまま、私たちはしばらく動けないでいた。
仁王くんは身なりを整えると、
「大丈夫かの?」
そう言いながら、私を抱き起こした。
「う、うん…。」
ボーゼンと仁王くんを見上げると、
捲れあがった制服を元に戻してくれる。
「仁王くん。ひどいよっ・・・。」
泣きながら怒鳴りつけた私を仁王くんは無理やり抱きしめた。
「だって、が悪いんじゃよ。」
「何でよ!」
「俺の理性を吹き飛ばしたんじゃから。」
仁王くんは、睨み付ける私の瞳にキスをしてこう言った。
「のこと好きじゃから、許してほしいんじゃがの。」
「な、何言ってんの?!」
「だから、のこと好きなんじゃて。」
「仁王くん順番めちゃくちゃ!!」
怒りが収まらない私の様子をクスクス笑いながら
見ている仁王くん。
そんな彼の態度にさらに怒りが湧いてくる。
「私は仁王くんのことなんか大っ嫌い!」
「ま、そういう女の方が落とし甲斐が
あるっちゅうもんじゃ。
その言葉が覆る時が楽しみじゃの。」
「!!!!!!!」
放課後の教室。
沈みかけた夕日が私たちを赤く染めていた。
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あとがき
リニュ前にオリジナル小説として書いたものを仁王語に変換して、
掲載することにしました。(リサイクル〜。)
仁王くん好きなんだけど、口調がほんとわかんなくて、
かなり翻訳に苦労しました。
「じゃ」とか、「しゃい」とか、「ぜよ」とか何弁なの?
最後まで読んでいただきありがとうございました。
2005/9/29 オリジナルで執筆
2007/6/20 二次小説に変換、加筆&修正 さえ
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