「ちゃ〜ん、もうバテバテや。タオルくれへん。」
「ご自分でどうぞ!忍足エロ侑士先輩。」
はじまりのうた 8
「なんやねん。そのミドルネームは。」
「ぴったりでしょ。」
「どこがぴったりやねん。」
「決まってるでしょーーって、もう触るな〜!!」
洗濯物を干そうと屈んでいたあたしの背後にぴったりとくっつき、
さわさわと前ふとももの辺りを触っている。
こんのセクハラ大王!!
部活中なのでもちろんあたしもジャージを着ている。
直に触られていないだけマシか・・・と思ってしまうあたし。
この環境にだんだん慣れてしまっている自分がコワイ・・・。
「ちゃんも女テニみたいにスコート穿きぃな。」
「そうだな。そうしろ、。」
はあ?
振り返ってみれば跡部が汗を拭きながらそこに立っていた。
「もう!セクハラ発言で訴えてやる。」
「なんでやねん。俺らはちゃんの足がきれいやからいうんやで。」
「そうだな。お前足だけはきれいだからな。」
「足だけ言うな!!」
「そないなことない。俺は顔も性格も体も全部好きやで。」
「誤解を招く発言はやめてください。」
「別に誤解やないやん。毎日触って大きくしたるからな。」
そう言いながら忍足先輩の手があたしの胸に伸びる。
「ぎゃーーーーーーーーー!!!」
触ったよ・・・。
この人あたしの胸触りましたよ・・・。
「「忍足(先輩)!!!!」」
あたしと跡部が同時に叫ぶ。
「もうこんな部活やだーーーーーーーーーー!!」
あたしは忍足先輩を突き飛ばし、跡部の横をすり抜け走った。
「宍戸せんぱぁぁぁぁぁぁい。」
「うわっ!なんだよ。!!」
「忍足先輩と跡部がセクハラするーーーーー。」
あたしは宍戸先輩にしがみついた。
「み、ぃぃ!!」
「宍戸先輩、あの二人何とかしてください!」
「俺になんとかできるわけないだろーが!」
「テニスで叩きのめして、宍戸先輩が部長になってよ〜。」
「無茶いうな・・・。」
宍戸先輩は絶対あたしの嫌がることはしないから安心できる。
「それより。離れてくれ。」
「やだ。」
「俺の身がやばいんだよ。あいつらすげー目で睨んでるし。」
「やだ〜。絶対離れない〜。」
「離せ〜、ぃ〜。」
そのとき。
跡部と忍足先輩があたしたちを見ながらなにやら話していた。
「俺たちにセクハラだのなんだの言っといて、
自分だって宍戸にセクハラしてるじゃねぇか。アーン。」
「ちゃん、気付いてないんがかわええなぁ。」
宍戸なんかじゃなくて俺に抱きつけ!!
二人が念力を送っている気がして、
あたしはますます宍戸先輩にしがみついたのだった・・・。
・・・ next? ・・・
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
あとがき
2台巨頭(笑)に攻められてかわいそうなヒロインちゃん。
宍戸先輩が心のオアシスです。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
2007/5/17 さえ
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::