ピンポーン。
インターホンが鳴り、先輩が来たことを知らせる。
「先輩・・・。」
「早かったかな?」
「いえ、大丈夫ですよ。どうぞ入ってください。」
先輩を招きいれながら、私はこの後の展開を考え、
息の詰まる思いだった。
散りゆく季節 12
「あの子、どうした?」
「少し話してから帰りました。」
「そう。挑発するようなことして悪かったなと
思ってたから。」
「いえ・・・。」
私はどうやって話を切り出そうか、
タイミングを計りかねていた。
「ちゃんは俺が昨日言ったこと考えてくれた?」
先輩の言葉を聞いて、言うなら今かもしれないと、
私は覚悟を決めた。
「先輩、今から私が話すことを聞いて、
先輩が判断してくれませんか?」
「どういうこと?」
「私、ずるいから・・・。逃げたいんです。」
先輩は私の話を全て聞いてくれた。
リョーマくんとの出逢い。
ずっと隠してた気持ち。
年の差のジレンマ。
リョーマくんの想いからずっと逃げてたこと。
でも、今日、彼の気持ちを聞いて、
自分の想いも彼に伝えたこと。
そして。
この恋は、もう終わりにしたいということ。
「ずるいですよね・・・。」
「うん。ずるいね。」
そう言う先輩の声がやさしくて、
思わず涙が出そうになる。
「私、こんなヤツですよ。」
「うん。でも、俺もずるいから。」
「・・・・・・。」
「ちゃんが逃げる先が俺でよかったと思ってる。」
そういうことでいいんだよね?
先輩の言葉に私は只頷いていた。
・・・ next? ・・・
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あとがき
リョマではなく冬吾を選んだヒロインちゃん。
冬吾にとっては願ったり叶ったり。。。なのかな?
楽な方に流されることも時には必要なのかもしれません。
最後まで読んでいただきありがとうございました。
2007/7/1 さえ
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