「社長に会いたいんだけど。」
「えっ?あっ。かしこまりました。
 アポイントメントはございますか?」
「ないけど。」
「確認いたしますのであちらにお掛けになって
 少々お待ちください。」
「どうせ、社長は出かけてるとか言う気でしょ。」
「いえ、あの、確認いたしますので。」
「じゃあ、のことで話があるって社長に言ってよ。」
「は、はあ・・・。」




わざわざ出向いてやったんだ。
あいつまで逃げたら承知しない!!















散りゆく季節 16














「よお。」


受付の濃い化粧のお姉さんに言われ、
ビルの最上階の社長室へと俺は来ていた。




「ども。」
「こんなとこに乗り込んでくるなんて、
 たいした度胸だね。」
「そーっすか?」
「キミぐらいの年齢だと怖いものなんてないか。」
「そんなことないっすよ。」



俺の発言に跡部 冬吾は意外だという表情を見せる。








ちゃんのことで話があるって?」
「来週の日曜。」
「来週の日曜?」
「テニスの試合があるから二人に来て欲しくて。」
「ふーん。そこで何かがあるわけか。」
「別に。なにもないっすよ。」
「じゃあ、どうして俺たちを呼ぶの?」
が約束破ったままだから。」
「最後だから逃げずにこいってに伝えて。」
「最後だからってことはキミはちゃんのこと諦めるんだ?」
「だって、結婚するんでしょ?」






俺の言葉に跡部 冬吾が押し黙る。





「俺からの結婚祝いだと思って試合みてほしい。」







俺はそう言って、部屋を出た。




正直、もうだめだと思っていた。



年齢の壁は思った以上に高かった。






と一緒にいると、年の差なんて感じないけど、
結婚なんて話になると俺は手も足もでない。




自分が中学生だということが悔しくてしょうがなかった。













・・・ next? ・・・










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                    あとがき


    ここで突然リョマ目線に。だってこの回はヒロインでてこないし。
    三人称で書いときゃよかったぜぃ・・・。って今更ですね。
    たぶんあと2、3話で終わる予定。

    最後まで読んでいただきありがとうございました。

    2007/7/11  さえ


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