「タイブレークに突入か・・・、厳しいな・・・。」



先輩のその一言が私を不安に陥れる。















散りゆく季節 18














「タイブレークって?」
「ここからは、2ポイント以上の差をつけて
 先に7ポイントを先取した方が勝ちになるんだ。」
「7ポイント先取・・・。」
「ああ、でもここまでも接戦で相当体力を消耗してるだろうし、
 お互いにとってキツイ試合だな。」



先輩の言葉に、コート上のリョーマくんを見つめる。




汗を手の甲で拭い、一心不乱にボールを追う彼。








どうしてそこまで必死になれるの?
どうしてそこまで夢中になれるの?



こんなに激しい辛い試合なのに、
どうしてそんなに楽しそうに笑っていられるの?









さっきからずっと、胸の中がざわめいてしょうがない。






リョーマくんがこの試合を私たちに見せたかった理由が
分かった気がしたから・・・。





逃げるなんて彼の辞書にはないのだろう。


全力でぶつかって、最後の一瞬まで諦めない強さ。





私に足りなかったものが目の前のコートにある。





彼はそれを示すために、
私たちをここに呼んだのだと感じていた。



リョーマくんの試合を見ていると、
弱い自分を突きつけられた気がして、
辛くてしょうがない。




でも、私は見なくちゃいけないんだ。




逃げないで見なくちゃいけないんだ。













・・・ next? ・・・










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                    あとがき


    ふぅ・・・。あと1話で終わりそうです。
    ラストスパートがんばります。

    最後まで読んでいただきありがとうございました。

    2007/7/18  さえ


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